ヨドバシカメラの決算動向

Yodobashi Camera

はじめに

ヨドバシカメラは非上場企業であり、決算は公開していません。そのため社員募集要項やWebサイトの企業概要などごく限られた数字しか見られません。ヨドバシカメラの特徴として挙げられるのは、ほぼ全店舗がターミナル立地であり、5,000坪クラスの大型店舗が多く、1店舗あたりの売上が巨大なことです。自社物件での出店で、最初から高い売上を確保するための店舗設計が行える点も強みです。圧倒的な品揃えも武器であり、特にカメラ用品、時計、パソコン、パソコンサプライ、オーディオ関連、玩具、ゲームの品揃えは日本一と言われています。大型店舗であるため販売員数が多く、郊外型の家電量販店では担当が置けない商品部門でも担当者を配置することができ、専門知識を持った販売員による接客ができることも特徴です。豊富な品揃えを活かしたECも他の家電量販企業より先行して取り組み、直近では年間売上2,500億円に達し、売上高構成比も30%を超え、家電量販企業のみならず、他の流通小売業と比べても独走状態にあります。インターネット販売と店舗を融合させ、いち早くネット注文品の店舗受け取りを行ったり、店舗からの自社配送でのスピードアップなど、OMO戦略でも一歩先を進んでいます。

経常利益、売上高経常利益率

店舗数

1店舗当たり売上高

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株式会社クロスには家電業界に精通したコンサルタントが多数所属しています。また、家電業界向けのセミナーを定期的に開催し、家電業界の専門誌「家電Biz」も発行しています。家電業界に関するコンサルティングやデータ提供等も行っておりますので、ご不明な点やご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。