FLAT-PANEL TV
薄型テレビ市場の動向
メーカー出荷と家電量販店の売れ行きの両面から、薄型テレビ市場の動きを毎月追っています。
国内の薄型テレビの市場規模は、2025年のメーカー出荷ベースで4,399千台・3,925億円です(電子情報技術産業協会。金額は月次の合計による弊社集計)。二人以上の世帯の94.1%が保有し、100世帯あたりの保有台数は194.7台に達しています(内閣府「消費動向調査」2026年3月末)。すでに行き渡った市場で、動いているのは買い替え需要です。平均使用年数は10.8年、買い替えの理由は70.8%が故障で、需要の総量は世帯数と製品寿命でおおよそ決まります。
国内出荷が突出したのは2010年です。地上アナログ停波を控えた買い替えとエコポイント制度が重なり、25,193千台が出荷されました。その反動で2017年の4,277千台が底となり、2020年に5,426千台まで戻ったものの続かず、2025年は4,399千台(前年比98.1%)と、直近は4,400千台前後で推移しています。
台数が伸びない一方で、中身は変わり続けています。2025年にサイズ別で前年を上回ったのは60型以上だけで、616千台・前年比109.7%でした。4K対応テレビは2,429千台・前年比104.3%と増加し、台数の55.2%を占めます。金額では3,925億円のうち3,257億円・83.0%と比率はさらに高く、台数の半分が金額の8割を生んでいます。なお年単位の出荷金額はJEITAが薄型テレビ単体で公表していないため月次の合計による弊社集計、平均単価は出荷金額を出荷台数で割った弊社算出です。
